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「雨に唄えば」(今月のおススメ) [映画-今月のおススメ]

昨年よりサイドバーの下の方に『今月のおススメ』というコーナーを設けて、毎月過去の名作を紹介している。もちろんどれも僕の好きな映画で、まだ観ていない人には(特に若い世代に)観てもらいたいな~っと思っている作品ばかり。今公開されている駄作を10本観るよりも過去の名作を1本観た方がよっぽど有意義だと老婆心ながら思っているので、押し付けがましくならないようさり気なく紹介させてもらっている。で、今月は梅雨も間近ということで、大好きな『雨に唄えば』。

雨に唄えばこの『雨に唄えば』は1952年に創られたジーン・ケリーが監督・主演した(スタンリー・ドーネンと共同監督)MGMの代表的なミュージカルで、その創られた年から少し遡った時代の、映画がサイレントからトーキーに移行する際の混乱した様子をミュージカルシーンを交えて描いた傑作である。ジーン・ケリーは前年主演した『巴里のアメリカ人』でアカデミー作品賞に輝いており脂が乗り切った時期で、こちらは小品という扱いであったが、現在の評価はこちらの作品の方が上である。ジーン・ケリーのお相手はデビー・レイノルズで、実にキュートな女優の卵を演じている。そして友人役にはドナルド・オコナーが芸達者なところを見せてくれる。僕は彼が出演した他の作品を知らない。この映画のためだけに存在した役者って気さえする。彼の見せ場も用意されていて、ある意味ジーン・ケリーさえ喰ってしまっているのでは、と思える。映画史に残る有名な雨の中でジーン・ケリーが唄い踊るシーンの他にも楽しい場面はてんこ盛り。過去の名作って敷居が高いイメージがあるし、観る時にどこか「勉強する」って感覚があるものだが、この作品はぜひ「楽しむ」ために観てほしい。観れば嫌な雨の日も楽しく思えること間違いなし、絶対に雨の中で踊ってみたくなると断言する。

 

雨に唄えば_パンフ.jpg右の写真は『雨に唄えば』の公開当時のパンフレット。神保町の古本屋で発見して購入したのだが、いくらかは忘れたが意外に安かった記憶がある。もしかしたらリバイバルのものかもしれないが古いものであることだけは確か。

表紙に映画全体の楽しい雰囲気を伝える写真が使われていないのが残念だが、デビー・レイノルズの可愛さだけは分かっていただけると思う。ちなみに彼女の娘は『スターウォーズ』でレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーである。


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コメント 6

baldhatter

もちろん『雨に唄えば』は名作なのですが、『時計じかけのオレンジ』のせいで、あの名曲を素直に聞くことができなくなってしまいました。
あのシニカルなマッチの仕方も異常です。
by baldhatter (2008-06-02 19:40) 

丹下段平

確かに『時計じかけのオレンジ』の雨に唄えばは印象的でした。キューブリックは音楽の使い方が天才的に上手いですね。『2001年宇宙の旅』で使われたクラシックの数々や『フルメタルジャケット』のローリングストーンズ等々、どれもこれ以上ない選曲のように思えます。
by 丹下段平 (2008-06-02 22:57) 

coco030705

この作品は繰り返しTVで放映されていますが、
未だにきちんと見たことがなかったです。今度是非
見てみたいです。
レイア姫、お母さん(ポスターの絵)にそっくりですね。
by coco030705 (2008-06-03 18:12) 

丹下段平

僕も『雨に唄えば』はMGMミュージカルのハイライトを集めた『ザッツ・エンタテインメント』で、幾つかのミュージカルシーンを断片的に観たのが最初でした。でもこの作品は物語としても面白いので、ぜひ全編通してお楽しみください。
by 丹下段平 (2008-06-04 07:25) 

アートフル ドジャー

 オリジナルって本当に、ほのぼのとした良い作品なんですけっど・・。キューブリック然り、レオンしかり引用される時っ暴力映画が多いですよね~。
by アートフル ドジャー (2008-06-06 10:12) 

丹下段平

有名な歌であることとハッピーな内容が逆の状況で使うと凄味があるのでしょうか。黒澤明も音楽をそんな使い方しますよね。
by 丹下段平 (2008-06-06 23:45) 

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