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お宝じまん(その6) 赤塚不二夫&『下落合焼とりムービー』 [映画-秘宝館]

赤塚不二夫の漫画が好きだった。『おそ松くん』に始まり『もーれつア太郎』『ひみつのアッコちゃん』『天才バカボン』と途切れることなく雑誌で読み、テレビアニメを観ていた。絵を描くのが子供の頃から好きだったので、随分赤塚不二夫のキャラを真似して描いたものだ。だから数十年経っても僕の描く人物はどことなく影響が残っているように思える。

1979年6月某日、新聞広告で憧れの赤塚不二夫のサイン会が行われる告知を目にした。あの赤塚先生のサインがもらえるのかと胸が躍った。記憶が曖昧なのだが、場所は西武新宿駅の駅ビル内にあった書店であったと思う。出版されたばかりの単行本を買えばサインがもらえる旨が書かれていた。

6月16日当日、かなりドキドキしながら時間の10分前に書店に着くと、案外店内は閑散としており、並ぶ覚悟をしていたのに拍子抜けした覚えがある。ただ、長机に椅子が3脚用意されていたので「?」と思いながら単行本を購入した。

赤塚不二夫01.JPG

時間になり赤塚先生登場。しかしその後に怪しげな男と美しい女性がついてくる。しかも、その2名とも赤塚先生の横にちゃっかり座ってしまったではないか。

これはど~ゆ~こと?

と思った時に店員から説明が。赤塚先生が企画、脚本、そしてポスターを描いている、次週公開になる映画『下落合焼とりムービー』のキャンペーンで、監督の山本晋也とヒロインの司美穂のサイン会も行うというのだ。

いらね~よっ!

と思ったがサイン会は開始され、整理番号「2」の僕の順番は直ぐやってきた。本当は「赤塚先生のサインだけでいいです」と言いたかったが、気の弱い僕は当然そんな事は言えず、表紙を開けたところに赤塚先生のサインとバカボンのパパのイラストと共に山本晋也と司美穂のサインも入れられてしまった。

赤塚不二夫02.JPG

かくして、赤塚先生の単行本なのに余計なオマケつきという、何とも中途半端なサイン本の出来上がり。当時の山本監督は未だテレビでレポーターをしていなかったので、どこの馬の骨とも分からぬ怪しい奴でしかなく、本当にいらないサインであった。司美穂に至っては、その後姿を見た事は一度もない。

結局赤塚先生にお目にかかれたのはこの一度っきり。『下落合焼とりムービー』は未だに観ていない。いや、深夜にテレビ放映(確かテレ東)した時、あまりにもくだらなかったので5分で観るのを止めたんだっけ。今にして思えば、なかなか豪華なキャスティングなのだが、当時は主演の所ジョージだって新進のタレントだったし、他の出演者も多くはマイナーな存在だった。

まぁ、それでも思い出に残る出来事ではあった。長く病に倒れている赤塚先生の復帰を祈りながら、最近DVD化された『下落合焼とりムービー』をちゃんと観てみようかと思っている。

下落合焼とりムービー

下落合焼とりムービー

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

赤塚不二夫先生が8月2日にお亡くなりになりました。この記事を書いて数日後の出来事で驚くと同時にとても残念です。

ご冥福をお祈り申し上げます。


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コメント 6

ばん

ハハハ~~~サインにも成る程~~~。分かるような気がします。よくサインはしていますが、今度から気をつけヨット。伴丈治。
by ばん (2008-07-27 21:21) 

丹下段平

ばんさんはサインする側の人なんですよね。改めて考えれば、それって凄い事なんですよね。僕なんか一生することはないでしょうし。
あ、クレジットカードで買い物した時はしますけど…。
by 丹下段平 (2008-07-27 22:15) 

アンソン

昨日、赤塚不二夫さん亡くなりましたね。この記事を読んで懐かしいなあ〜と思っていたところでした。ニャロメ、べし、ケムンパス。個性が強い脇役が主役食ってしまう漫画。
魅力でしたね。
by アンソン (2008-08-03 02:20) 

丹下段平

アンソンさん、こんばんは。
本当に残念です。赤塚氏ほど個性的なキャラクターを生み出した人って他にいませんよね。レレレのおじさん、ココロのボス、うなぎイヌ、目がつながったお巡りさん、でこっぱち…挙げたら切りがありませんね。
by 丹下段平 (2008-08-03 02:27) 

アートフル ドジャー

残念!でしたね~・・手塚さんより、或る意味解りやすくってその意味では偉大!だったかも。
by アートフル ドジャー (2008-08-09 23:24) 

丹下段平

アートさん、数々のnice!ありがとうございました。申し訳ありませんが、ここでまとめて御礼申し上げます。

ギャグ漫画というジャンルの第一人者ということで凄い人だったと思います。やはりその後にこのジャンルで出てきた人は影響ゼロだったと言えば嘘になるでしょう。子供から大人まで笑える作品でした。
by 丹下段平 (2008-08-13 00:44) 

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