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「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」 [映画-DVD]

女番長ブルース 牝蜂の挑戦長年映画を観てきたけど、どちらかと言えば洋画を観る機会が多く、日本映画は観ていない作品があまりにも多い。中でも東映のプログラムピクチャーは全く観ていないと言っても過言ではない。若い頃から広く(残念ながら)浅く観てきたつもりだったけど、東映映画だけはどうにも好きになれなかったので、特に超B級映画はほとんど手付かずで残っていた。昨年の正月、日活の女番長(スケバン)モノの『野良猫ロック』シリーズを集中的に観て結構気に入ってしまい(→記事  )、そのジャンルの本まで買ってしまったのだが(→記事)、そこで紹介されていたのが、この池玲子主演の『女番長(スケバン)』シリーズ。何とこれがDVDになってしまったので、量販店の店頭でみつけて、思わず買ってしまった。センスのないバッドテイストなパッケージに「期待しちゃいけない」という気持ちと「ワクワク」する気持ちが入り混じる。昔だったら毛嫌いしていたジャンルなのに、最近は気になってならない俺ってどうしちゃったんだろう?

女不良グループ京都パール団を率いる番長マキ(池玲子)は、今日も団員たちと万引きや売春の斡旋や色仕掛けの詐欺とやりたい放題。そんな京都に大阪のスケバングループ黒百合会が勢力を伸ばすために乗り込んでくる。一方、ずべ公グループに目をつけ、彼女達に売春させて儲けようと企む暴力団・黒地組が背後に迫る。果たしてマキとパール団、そして黒百合会の運命は…というお話。

さすが東映。日活の『野良猫』シリーズに比べてずっと泥臭くドロドロしている。あちらがアメリカン・ニューシネマのテイストなら、こちらのベースはやっぱりヤクザ映画。仁義切ったりドスを振り回したり血生臭さでは引けを取らない。監督は後に『トラック野郎』シリーズを手掛ける鈴木則文。陰惨になりがちな話に由利徹、岡八郎、大泉滉などをずべ公に騙される役で配して緩和させている。また山城新伍や梅宮辰夫(不良番長役)といった東映のスターも加え、物語を盛り上げる。そういえば仮面ライダーV3の宮内洋の姿を久しぶりに見た。主演の池玲子は実は初めて観る女優だったのだが、これがなかなか堂々とした主演ぶり。可愛い顔にケバイ化粧。脱ぎっぷりもよく東映女優の鑑(?)。ラストシーンはかなりカッコよく決まっていたと付け加えておきたい。決して好きな映画ではなかったが、たまにはこんな映画も観てみたくなる。タランティーノが好きな人なら結構気に入るんじゃなかろうか(このテの映画の時はいつもタランティーノを引き合いに出してしまうなぁ)。

それにしても井筒和幸の『ガキ帝国』や『パッチギ』ってかなりこの映画の影響を受けてるよな~と思えた。それがいろんなところで垣間見られて面白かった。

女番長ブルース.JPG


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ばん

丹下段平さん、僕はこの手の映画は昔はよく見てきました。この映画に限らず、「鶴田浩二」や「高倉健」の映画は一週間に一回はみて映画館の外に出たとたん肩で風を切って歩いていた若い頃の自分が思い出されます。
人それぞれ人生があるのだと、いつも丹下さんの記事を覗かせて頂いて自分なりに楽しませて頂いています。そして自分の知らない部分を垣間見る気がして大変に勉強になります。これからも辛口評論をよろしくお願い致します。
ところで僕が丹下さんのブログに夢中になった記事がまだ分かりません、今度探してみます。
最後の方の記事ですが丹下さんが好きか嫌いかは知りませんが「井筒和幸」監督ですが、彼とは・・・
三年位前の夏の、雷がなる大嵐の日でしたが、僕が釣りを晴海埠頭でしていた時に「大友康平」が歌って井筒監督がプロモーションビデオ撮りをしていました。多分「泣くなよ」と言う曲だったと思いますが、井筒さんは意外と優しい方だと感じました。優しく僕に「釣りの邪魔をして御免なさいね」と声をかけて頂きました。長年芸人をやってると些細な事でわかります。それからはTVで辛口評論をしていても「なる程な~」と感じる様になりました。これからも宜しくお願い致します。
by ばん (2008-09-01 01:13) 

丹下段平

ばんさん、素敵なコメントありがとうございます。

井筒監督の『ガキ帝国』や『パッチギ』は大好きな映画でした。そしてご本人も面白いトークで楽しませてくれるので決して嫌なイメージはありません。それにしても変わった場所で会ったんですね。何だか情景が浮かんでくるようなエピソードでした。

ところで、ばんさんにも書かれてしまいましたが、僕って辛口なんでしょうか? 自分では自覚していないのですが、皆に書かれてしまいます。思ったことを正直に書いてるだけなんですけどねぇ。やっぱり辛口なのかなぁ…ちょっと気をつけます。

今後とも宜しくお願いいたします。
by 丹下段平 (2008-09-01 01:40) 

ばん

気をつけて書く記事ほど面白くありません。どうぞそのまま、そのまま。
変更したら多分訪問しなくなると思いますよ。
by ばん (2008-09-01 23:44) 

丹下段平

では、今のままのスタンスでいきたいと思います。
by 丹下段平 (2008-09-02 01:54) 

アートフル ドジャー

 日本のモノはB級も海外モノよりも観る所が多数有り!ですね。
by アートフル ドジャー (2008-09-07 11:38) 

丹下段平

日本のB級映画は頑張って創ってたんだと思います。でも、おそらくDVDになる作品はそれなりに観られる作品で、とんでもないのは実際は沢山あるんだと思います。
by 丹下段平 (2008-09-07 13:04) 

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