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2010年の3本【日本映画編】 [映画-雑記]

この記事2010年の内にアップできるんだろうか。現在年賀状を作りながらこの記事を書いてるバタバタ振り。僕の年賀状は元日に着かないこと確定です(もう数日前から確定してるんだが)。せめてこの記事だけは越年させないため必死です。


さて、年の最後の記事は2010年の3本【日本映画編】。昨年は選びたい作品が少なくて困ったけど、今年は全く悩まずすんなり決定。

『青い青い空』(太田隆文監督)

実はまだ浜松でしか公開されていない映画なので、大半の人が観ていないことだろう。これをラッキーなことにいち早く試写会で観ることができた(→記事)のだが、とにかく素晴らしかった。特別ではない日常的な営みがこれほど感動的なんだと教えてくれる、清らかで繊細な創りに正しい日本映画のあり方を見た。

『告白』(中島哲也監督)

『青い青い空』とは真逆の世界観ながら、これも素晴らしかった。と言うか凄かった。あちらが普遍的な人間のあり方を描いた作品なら、こちらは現代的な人物像を描いた作品。隣にいる人間が何を考えているか分らない薄気味悪さ。闇の中から抜け出すことのない絶望的な人間関係に背筋も凍る。松たか子もさることながら、橋本愛ら中学生を演じた少年少女の好演が光った。

『ヒーローショー』(井筒和幸監督)

これも底なし沼のような闇から抜け出せない絶望的な状況で、迷走するしかない悪夢のような作品。この暗さは世相の反映なのだろうか。観る者を重い気持ちにさせてくれることでは『告白』と一二を争う。この作品は一般的には随分評価が低かった様子だが、ヤワなテレビドラマに慣れた観客には、あまりにもリアルな暴力描写に拒否反応があったからではないかと思う。

2010年の邦画3本は、かなり満足いくラインナップになった。他には『パレード』『カラフル』『借りぐらしのアリエッティ』も印象的であった。その反面、駄作・凡作も山ほどあり、良い作品と悪い作品の差が大きかったのが特徴的。おそらくその差は、映像作家としての志がかけ離れているからじゃないかと思う。ここに名前を挙げた作品の監督は映画に対する想いがとても高い所にある作家と呼べる人たちなのだろう。一方映画を単にひとつの仕事としてこなす監督は映像作家ではない。単なる現場監督なんである。そういう人たちの中から素晴らしい作品が産み出されることはほぼ不可能。あったとしたら、それは脚本家の功績であろう。

今年は素晴らしい邦画に出会えて良かった。2011年の邦画にも期待したいところだが、目立つところのラインナップは首を傾げたくなるものが多い。ソロバン片手のプロデューサー主導で企画を進めるとこんな糞みたいなもんしか出ません、って感じの作品が目につく。まぁ、日本映画ってこんな状況の中からヒョコッと素晴らしい作品が飛び出てきたりするので、まだ知らない企画の作品に期待したい。

それにしても『青い青い空』はこれから公開の地域が殆どだから、近くで上映されたら観てみてチョ。

では良い年をお迎えください! (どうにか間に合った…)

2010年の3本邦画.gif


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コメント 6

bamboosora

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
お互いハッピーな1年にしましょうね。
by bamboosora (2011-01-01 00:49) 

丹下段平

bamboosoraさん、あけましておめでとうございます。

ホントにハッピーな一年にしたいですね。
おみくじは「小吉」でした。
by 丹下段平 (2011-01-01 13:42) 

なぎ猫

新年あけましておめでとうございます。
邦画バブルなんですけどね。今年もいい映画に出会いたいものです。

by なぎ猫 (2011-01-01 19:35) 

クリス

告白は衝撃的でした。
わたしもベスト5に入れようかとすごい迷ったんですが、
結局は作品の好みで止めました。が、ほんとに強烈でした。

ことしも、日本映画は躍進するんでしょうかね。
by クリス (2011-01-03 15:10) 

丹下段平

なぎ猫さん、いい映画に出会いたいですね。
多分テレビ局が創って大宣伝するような映画以外から出てくるんじゃないかと思いますが。
by 丹下段平 (2011-01-04 02:49) 

丹下段平

クリスさん、告白は凄かったですね。
中島監督、本当に力のある人だなぁと思います。
by 丹下段平 (2011-01-04 02:51) 

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